つまみ細工のステップアップ

目次

    つまみ細工には、丸つまみ・剣つまみ・ねじりつまみなど、さまざまな技法があります。基本のつまみ細工が作れるようになったらステップアップしてみませんか?

    生地や道具の扱い方を見直してみましょう

    自己流でももちろん大丈夫。でも、知らず知らずのうちに「クセ」や「間違った使い方」が身についてしまうと、あとから直すのが少し大変になることもあります。
    作品の仕上がりに差が出てしまうこともあるので、今一度、基本を振り返ってみるのもおすすめです。
    お教室に通ってみるのも、正しい使い方を知る良いきっかけになりますよ。

    つまみ細工を作るところ
    つまみ細工を作るところ

    基本を学んだあとは、作品づくりに合った生地を、和一でゆっくり選んでみてください。
    和一では、反物からカットした1m単位の生地を中心に、他店よりもお求めやすい価格でご紹介しています。
    小さめのカットは限られますが、色柄の豊富さと品質には自信があります
    作品づくりの楽しさを、ぜひ生地選びから感じてみてください。

    つまむ生地のシボの目を揃える

    ちりめん生地には、生地幅に沿って「シボ」と呼ばれる細かな凹凸があります。
    このシボの向きによって光の反射具合が変わり、生地の表情も少しずつ異なって見えます。
    正方形にカットされたつまみ細工用の生地も、シボの向きによって印象が変わることがあります。
    カットした生地のシボを揃えてから摘まんでみましょう。摘まんだときに光の反射が揃うことで、仕上がりがより美しくなります。
    ほんの些細なことですが、作品の完成度に差が出るポイントです。

    ちりめん生地のシボの出方
    左右で若干の違いがあります

    柄生地の色を合わせる

    ここでは、ぼかし柄がランダムに入った生地についてご紹介します。 このような生地をつまみ細工用に正方形にカットすると、柄の出方が異なる正方形ができます。 柄が多いもの、少ないもの、色の濃淡が違うものなど、さまざまな表情が生まれます。
    お花を葺くときは、両サイドの柄の色味を揃えることで、見た目がまとまり、より美しく仕上がります。
    ランダムな配置でも十分魅力的ですが、柄の出方をある程度揃えることで、作品に統一感が生まれます。

    色柄を揃えたつまみ細工には趣があります
    色柄を揃えたつまみ細工

    もちろん、摘まむ前に色柄を考えて順番にお花を葺けば、より整った印象になります。
    ただし、柄の出方を見ながら摘まんでいくのは至難の業です。 そこで、つまむ前にあらかじめ似た柄の生地を分けておく方法(※1)や、目玉クリップなどを使って摘まんだ後に柄を調整する方法(※2)がおすすめです。

    補足
    ※1 色分けは少し手間がかかりますが、このときはシボの目まで揃えなくても大丈夫です。
    ※2 色合わせは、摘まんだ後でも調整できるので安心です。

    目玉クリップを使ってみた
    目玉クリップを使ってみた
    使用している生地は「一越ちりめん 花ぼかし」 です。
    この生地は、ふんわりとした花柄模様に2色のぼかしを重ねたデザインが特徴です。つまみ細工用にカットすると、模様の出方が一つひとつ異なり、表情豊かなカット生地が出来上がります。 可愛い色合いで、つまみ細工にぴったりです。

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