つまみ細工の「端切り」の極意

丸つまみや剣つまみを作った後、お花の形を整えるために余分な生地を切り落とす作業を「端切り(はしきり)」と呼びます。
端切りをすることによって、お花の形が変わるので作品作りに役に立ちます。

端切り

実は、つまみ細工の仕上がり(お花の綺麗さ)は、この端切りのやり方で大きく変わります。ここでは、和一流の「失敗しないカットのコツ」をお伝えします!

【落とし穴】なぜ花びらの大きさが揃わないの?

一般的なレシピやマニュアルでは、端切りについて「角までピッタリ切り落とす」と説明されることが多いです。
しかし、ちりめんのように厚みとシボ(凹凸)がある生地の場合、セオリー通りに角まで切ろうとすると、花びらの大きさが揃わず綺麗になりません。

端切りの角を切りすぎる失敗例
× 角までカットすると、ほんの少し花びらの大きさが不揃いに。

生地が何重にも重なっているため、ハサミを入れると刃先で生地が滑ったり逃げたりします。 その結果、誤って「花びらの根元」まで深くザクッと切り込んでしまい、大きさがバラバラになる(形が崩れる)一番の原因になってしまうのです。

【和一流】あえて「角を残す」が正解!

そこで和一では、失敗を防ぐために「端切りは、あえて角を少し残してカットする」方法を採用しています。

あえて角を残す正解例

【重要】角がストッパーになる!

ほんの数ミリ角を残してハサミで切ることで、「切りすぎを防ぐ安全マージン(ストッパー)」の役割を果たしてくれます。
根元が削られないため、初心者の方でも、すべての花びらの長さとボリュームを均一に保つことができ、綺麗な丸みのあるお花に仕上がります。

【実践】小型ハサミのカット位置と持ち方

端切りや、小さな生地をカットする場合は、専用の「小型の手芸用ハサミ」を使って、確認しながらカットしてください。同じハサミでも、切る部分(刃の位置)によって切れ味が変わります。

刃の中央でカット
端切りの場合は、生地が何重にも重なる厚い部分は、力が入りやすい刃の中央を使ってザクッとカットしましょう。なるべく1回でカットできると綺麗に仕上がります。

小さなつまみ細工の端切り

つまみ細工の小さな生地の端切りをする場合、生地の下に少し指を添えてやるとカットが安定します。
また、ハサミの軸のねじが指にあたって邪魔になることがあるので、ねじが外側になるようにハサミを持つと引っかからずスムーズです。

指を添えてハサミを安定
ハサミの軸(ねじ)は指にあたるので外側になるように持つ。

端切りの極意がわかったら、さっそく作ってみましょう!

基本のレシピ(丸・剣つまみ)を見る >

端切りが綺麗に決まると
ぼかし柄がもっと美しく!

今回使用したのは、和一オリジナル「花ぼかし」
端切りをマスターすれば、グラデーションがさらに際立ちます!

  • ・たっぷり練習できる「1Mカット」
  • ・色合わせを楽しむ「カットクロス」
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